国際未病医学会は、我が国に伝わる中医学について更なる圏空を続け、特に「未だ病にあらず」である「未病」について研究と普及を行う。

誤った未病概念が伝わる中で国際未病医学会の設立は光明である。

国際未病医学会Link


 

我が国は、医療費の大幅な赤字で医療の崩壊が目前に迫りつつある。国民皆保険制度は我が国の自慢でもあるが、自宅療養や時の経過とともに自然治癒する軽い症状でも医療機関に係る癖のような習慣が出来上がってしまっている。
この弊害をなくす方法は東洋予防医学としての未病医学だと考えられる。東洋医学はもともと対処療法によらず病気の原因を体全体にあると解釈し施術する方法を取ってきた。また、未病と言う概念が存在し、病気になる前の養生を進めている。現在の保健医療、予防医学である。未病が普及すれば、医療機関に係る前の自らの健康管理を日々行い得ていたら患者は減るであろうし医療費の赤字も減少する。もちろん、自らが管理をできない場合も多いのであるが、そのためには未病医学専門員等の養成も必要になるであろうが、我が国の保健意識の土壌では、まだまだその道は遠いのであるがやらなければならないことである。
さらに、未病概念についても未だ正しい概念が確立されておらず、誤った概念がそのまま踏襲されて伝播してきているのが現状である。そのために「未病」と聞くだけで何か怪しげな医療を思い浮かべる人も少なくないであろう。エビデンス不足の各種療法等を取り込んだ未病先行研究者の大きな責任でもあろう。
我々、未病医学の研究者は、このような我が国の状況に鑑み、未病医学の学問体系の確立とその普及が急務であると考えている。未病は、「未だ病にあらず」であるから病気ではないのであるが、未病概念の通説は「検査結果が異常値で自覚症状が無い場合又は検査結果は正常値であるが自覚症状(主訴等)がある場合を未病という」と説明している。しかし、両者とも未病ではなく病気そのものである。従って、当学会では、未病とは「検査値が正常値であるが異常値に近い状態又は検査値も正常値で自覚症状もないが現在の生活習慣をこのまま続ければ遠くない時期に病気になる可能性を秘めている場合をいう」と定義している。従って未病は病気ではなく、このまま放置すれば発症する可能性を内在している心身のリスクの状態のことである。
そこで、我々は、未病のみの研究ではなく未病に隣接する医学研究が必須の研究対象にならなければならないと気づき、エビデンスに基づく「未病医学」概念を研究テーマとした学会の必要を強く感じたのである。国際としたのは、未病は我が国だけではなく中医学、韓医学なども我が国より進んだ未病概念を構築していると考えるために未病医学研究には国際的活動が必須と考え国際未病医学会とした。
ここに、我々は、我が国国民の病気の予防と保健衛生を推進するために未病医学の研究と普及に努めるために国際未病医学会を結成する。多くの方の参加を願うものである。

令和2年3月10日

国際未病医学会設立発起人一同

 

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